オイルのお話2 ~オイルは純正が無難だが~

私が語れるオイルは、主にデイリーユースなバイク乗りで、なおかつ貧乏人向けです。
そこんところを踏まえた上で読むように。


これは大前提ですが、
一番良いオイルは メーカー純正指定オイル
です。

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オイルの性能、価格、流通、コストパフォーマンス、において最強です。
トータルなバランスでこれに勝てるオイルなんて、まずありません。
純正指定オイルをマニュアルどおりに3000kmぐらいで交換していれば、なーんにも考えなくてOKなんですよ。
そういう結論を出せるまでに、メーカーってのはとんでもない費用と時間をかけた実績があります。
ここ十数年ぐらいで名前が出てきたオイルブランドの製品なんぞとは比べ物にならないんですよ。
それだけ純正はすごいってことをまず知るべきでしょう。



それでもさらに良いといわれるオイルを使ってみたかったりするのが人情ってもんです。
4リッターぐらい入る大型バイクだと、純正オイルだけでも最低5000円ぐらいかかったりします。
もっと安くならないかな?同じ金額ならもっと良いオイルはないか?などと考えるのは当たり前のことだと思います。

そうなると、高性能じゃなくても良いけど、純正オイルに近い性能、なおかつ純正より安いオイルはどれか・・? となるわけです。


まず、世の中のモノの値段は、モノの性能とイコールではありません。
価格というのは、需要と供給のバランスで決まります。
日本はブランド信仰が強いので、商品の本質だけでなくイメージが重要です。
要するに良いイメージで有名なら、それだけでも売れるし値段も高めなんです。
オイルは特にその傾向が世界的に強い業界です。

具体的に言うと、モチュールとかエルフとかかっこよくて高級なイメージで高いです。
逆にスズキ純正のエクスターオイルとか、ベリティとか、まったく有名じゃないオイルは安いんですよ。
値段と性能は必ずしもイコールじゃないんです。


じゃあ何を選ぶべきか。
銘柄よりオイルの質、粘度、添加剤の有無を見ましょう。


まず安いオイルといえば鉱物油です。
俺のバイクは全化学合成油じゃないと・・なんてバブリーな人は読まなくてOK。


個人的私見ですが、鉱物油で10w-30の安いやつは、どれも大差ないと思う。
鉱物油でOKなバイクなら、もうホンダG1とかエクスターで十分。
G2から部分合成油なので、けっこう性能が変わってきます。

基本的なオイルの性能ってのはベースオイルで決まります。
製品になる前、オイルの原料の状態です。

鉱物油のベースオイルの粘度は10w-30が一般的です。
鉱物油は原油からできるので、原料の段階で15w-50とか20w-50とかのワイドレンジなオイルはできません。

ベースオイル状態で10w-30ぐらいのオイルの場合、これにオイルメーカーがいろんな添加剤という物質を加えてオイルが完成します。
添加剤の作用で 10w-30ベースオイルが 10w-40とか 15w-50などになるわけです。

化学合成油は製造過程で狙った性能どおりに作れますので別問題。


鉱物油で極端に高いオイルって、あまり無いです。
ベースオイルに極端な性能差はありません。
産地も主に中東、アメリカ、イギリスの北海油田などです。

世界的に原油価格はWTIで市場相場。
つまり原材料の根本である原油は、極端な価格差はないはずです。

これにパッケージや添加剤の原材料費、販促、広告、流通費用ぐらいです・・が。
規格を認証取得しているかどうかで原価が変わります。

オイルメーカーは高品質な商品であることをアピールするために色々な規格に適合していることを証明しています。
これにも費用がかかりますので、原価に還元されていきます。

性能に大差が無いなら、製造原価や広告、パッケージに費用がかかってない商品のほうが安いのは当然です。


とはいえ100%鉱物油は元々安い。ホームセンターでホンダG1が千円以下だ。
ホンダ純正G1クラスのオイルで、これより安いオイルなんてそんなに多くない。
となると車用オイルに手を出すわけです。

さっき書いた 規格とは何でしょう?

ここ重要です。オイルには規格があります。

次回は規格について書きます。


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