セロー225W オイル漏れ再び

先月、エキパイの漏れを修理したのだが・・。

まだ周辺にオイルが飛び散っている。

ガスケットで固めてるのに何故漏れるのかと思ったら、どうやらエキパイではなく他からもオイルが漏れているという事に気がついた。
ピストンリング交換かもしれないとか、バルブステムシール劣化だとか杞憂であったのだ。
クランクケースから直接オイルが漏れていれば、オイルが大量に減って当然だわな。
いい加減にそろそろ終わりにしたい。


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どうやらキックレバーのオイルシールから漏れているか、クランクケース左部からにじんでいるのではないかと思われる。

今まで気がつかなかったのは、エキパイからオイル混じりの排気が漏れていたのでそこばかりに目が行っていたのと、アイドリング程度では他から漏れている様子が見られなかったのだ。
しばらく走って、エンジンが温まらないとオイルが漏れているようには見えず、漏れている箇所を判断できないのだ。



さらに、先週の房総林道にて、マフラーのボルトが走行中に落下。
気がつかずに数キロ程度走行してしまったため、マフラーが上下に激しく振り回されてしまいエキパイ接合部が外れてしまった。
とりあえずは応急処置をして帰宅したが、ガスケットの接合部が完全に変形してしまい再修理となった。


というわけで、オイル漏れ修理とマフラーガスケット修理を行う。
右クランクケースカバーを割ってキックセットのオイルシールと、クランクケースガスケットを交換することにした。




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まずはオイルを抜く。
前回交換から900kmぐらいなのでまあいい。

オイルを抜いている間に、右ブレーキやペダルを分解しておく。



クランクケースカバーを外す。
一部ボルトが固着していたのでショックドライバで叩く。

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クランクケースカバーが外れた。
ラッキーなことにクランクケース側にはガスケットが貼り付いていない。
ケース本体側に張り付いていると、剥がすのが面倒だ。

クランクケースカバーはプラスネジで、そんなに大きなトルクはかかっていない。
にじんでいると思われる左側は妙にネジが軽かった気がする。


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クランクケースカバー側に綺麗にガスケットが貼り付いている。
漏れていたと思われる位置はガスケットが貼り付いておらずに浮いていた。
たぶんオイル漏れの原因はここだな。


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半分ぐらいは軽くはがれるのだが、残りは焼きついてはがれない。
カッターの刃をスクレーパーにしてそぎ落としていく。
ケースはアルミなので、あまり力を入れると傷をつけてしまいそうで怖いな。

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焼きついているところは削っても取れない。
力を入れすぎてオイル漏れの原因を作ってしまいそうなので、ケミカルに頼る。
タイホーコーザイの パッキンはがし である。
用途は名前のとおりそのままだ。

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こいつがまた恐ろしいほどの強力な溶剤で・・。
ガスケットに吹き付けて5分ほどでほとんどのガスケットが溶けていく。

溶けた後にスクレーパーでなでると全部きれいに剥がれるのだ。
こんな時にしか使わないし1780円もしやがるけど、これのおかげでなんでも剥がれる。

しかし強力すぎて塗装まで見事に剥がれました。('A`)本当にありがとうございました。


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可能な限り古いガスケットを剥がし、最後はオイルストーンで面出しを行う。
この作業をサボると再びオイル漏れとなるので慎重に。


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うーむ、美しい。ここまでやれば完全だろう。

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キックのオイルシールを交換。

93102-17263 オイル シ-ル (15A) ¥221
写真の値札は違うヤツの価格なので気にしないように。

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面出しが終わったら新品のガスケットをあてる。

4BE-15462-00 ガスケツト,クランクケ-スカバ- 3 ¥1,092

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ダウエルピンを2本セットする。
これを忘れて閉じてしまうとガスケットが無駄になってしまうので注意。


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各ネジにスレッドコンパウンド代わりのモリブデングリスを塗って、クランクケースカバーを閉じる。
プラスネジなのであまり高いトルクで締めるとヤバイので程ほどに。

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ブリーザーホースのチェックも行う。
ホースそのものは硬化しているが、詰まりは全く無い。
ホースが乳化したオイルで詰まると、クランクケース内圧が高まってオイルシールに圧力がかかりオイルが漏れる原因になる。
最悪はオイルシールそのものが抜けたりするので、定期的にチェックだ。
余程オイル管理が悪いか、数年間放置でもしない限りは詰まらないとは思うけど。


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ホースの先にジョイントのようなものがついていて、ホースをコジッたら一緒に取れたのだが・・。
パーツリストに部品設定が無いんだよね、これ。

本当はクランクケースに溶接されていたのかな?とれちゃったよ・・。どうしよw
そのまま刺しとけばいいかな。


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オイルフィルターもチェック。
久しぶりなのでスラッジが溜まっている。キジマのフィルターは金網なのでパーツクリーナーで吹けば何度でも使える。
でも紙フィルターのほうが異物が取れそうで好きだな。


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オイルは定番のシェブロン10w-40。
クランクケースカバーを開けたので、通常のオイル交換時より多い規定量1L近く投入できる。


クランクケースカバーの漏れ補修はとりあえず完成。






次はマフラーだな。

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もう何度目だろうか。
古い変形したガスケットを外して、塗りまくった液体ガスケットも剥がしてしまう。

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新しいエキゾーストガスケットにシリコンガスケットを塗ったくって取り付け。
取り付けしたあとにも、さらに隙間をふさぐように全周に塗りつける。



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飛んだボルトも交換して、作業終了。


ここまでやれば今度こそいい加減に直ってるだろう。つーか、直れ。

作業24時間後、エキパイの液ガス完全硬化後にアイドリングで見る限りは漏れていない。

セローはまだまだ現役でがんばります。

コメント

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オイルストーンは

R1沿いの駿東郡柿田川シティーモールの巨大なホムセンか、御殿場の巨大園長(笑)で買った様な薄い記憶があります
見間違いじゃなければ、6000、8000、12000番とかあった様な記憶も・・・(笑)
そう言う今は、モンシェル号のフォークブーツ面倒くさくてまだ1度も外してませんです・・(笑)

Re: そうですね!

ガスケットリムーバーはもっと安いのもありますよ。
これ以外使ったことがないで差は分りませんが、効能はそんなに大差ないんじゃないかと。

フォークのインナーチューブの研磨にオイルストーンですか。
あれは耐水ペーパーでやるものだと思ってました。メッキですし、なんせ形状が棒なので・・。
自分の場合は整備というよりレストアに近いケースが多いので、インナーチューブを触る場合は既に点サビが浮いている状態からどうしようかな?という状況です。
市販のトレールなんて、そんなもんですけどね。

静岡のホムセン・・・、巨大園長しか知りませんが、仕事で静岡方面にもちょくちょく行ってますんで、探してみますね。

そうですね!

タイコーホーザイの「パッキンはがし」は是非購入したいー!!マジ(笑)
トライアル選手権車のBetaにのってた時、オイルストーン使用率No.1が正立フロントフォークのインナーチューブでした(笑)
傷を人差し指先でなぞり感じなくなるのが基準で2000番~でひたすら深夜まで「高倉健」みたく磨いてましたね(笑)
当時はクラッチアッシー交換後のクランクケースカバーからのオイル漏れは、紙製のガスケットからじわっとにじみ出て漏れる様な感じでした!
紙製だからゆっくり染み込んで漏れるのか?みたいな(笑)
がその原因を作ってたのが結局双方ツラ自体の面だしでしたね!
面だし重要!と思います&当時の記憶で2000番台~静岡県域のホムセンに売ってましたね・・・(笑)

Re: おお!勉強になりますー!

オイルストーンに#2000番とかあるんですか?知らなかったです。

自分のやり方は我流なんでお勧めはしませんが・・。

オイルストーンですが、中粗目300ぐらいだったかな?
近所のホムセンに買いに行ったら、それ以上細かいのが無かったというのもありますけど。

細かく研磨する場合、たとえば#300→#600→耐水ペーパーで#1000→#1500と順番にやっていくわけですが、そうなる過程で結構削れてしまうわけです。
実際に磨きすぎて漏れたという話はあまり聞いたことが無いですが、実際は研磨するほど物理的に削れていくので、なるべく研磨しなくて済むならそれに越したことは無いと思ってます。

紙ガスケットの場合、接合面との密着性からして、あまりツルツルだと長期的には熱膨張で微妙にズレるんじゃないかと考えてます。そうなると漏れの原因にも。
あと、場所によりますね。
クランクケースカバーは紙ガスケットが一般的ですが、クランクケース本体の場合は液体ガスケットが標準だったりします。
その場合は細めに研磨でよいと思います。

そもそも露出している箇所ではないので、本来は研磨する必要は少ないはずなんですよ。
ガスケットを剥がすときにスクレーパーで荒らしてしまったとか、オイル漏れしたまま長期経過して腐食が進んでるとか、そういった理由以外であまり過剰研磨すると、物理的に磨り減って接合面の密着性が下がり、クランクケースの内圧上昇に伴い長期的には漏れる可能性が増えると考えます。

あくまで、面出し ですね。

おお!勉強になりますー!

シェルパもブリーザホースっぽい奴のジョイントだけってのがパーツリストになかったと思います
因みにオイルストーンは何番で磨いてます?
私は昔、2000~3000番で磨いてたような記憶が・・(笑)