XT660R 内圧コントロールバルブ 装着

XT660Rに内圧コントロールバルブを取り付けてみた。


内圧コントロールバルブとは、ブリーザーホース等にワンウェイバルブを取り付け、クランクケース内部の圧力を下げてピストンの抵抗を減らそうというシロモノだ。
内圧コントロールバルブ、クランクケース減圧バルブなどと呼ばれている。

これを装着することにより、フリクションロスの低減により振動の低下、燃費向上、エンジンブレーキが弱くなる、といった効果が期待できる。

とくにピストン運動による抵抗の影響が大きいシングル、ツイン、などは効果的であるとされる。
ビッグシングルのXT660Rのはまさにうってつけではないだろうか。


有名どころのNAGやらAELLAといった製品は2万~3万と高く、全く買う気になれない。
そこで定番流用のKTM DUKEで採用されているバックプレッシャーバルブを装着する。

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KTM 60030090300 % BACK-PRESSURE VALVE CPL
KTM純正部品であり、なんと¥3700という素晴らしい価格だ。

さいたま市のKTMディーラーまで行って買ったが、なんだが金持ちそうな常連客らしき数人と店員が長い間談笑していて、店に入ってもしばらく相手にしてもらえなかった。
こういう店は敷居が高く感じるし、感じが悪いので二度と行くことはない。
あっちからしても、一見の貧乏人は願い下げといった事なのだろう。
次買うときは高くついても他所で買うことにしよう。


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取り付けは簡単だ。
クランクケースからエアクリに伸びるブリーザーホースに噛ませるだけなのだが・・・。
なるべくクランクケース側に近い位置に取り付けると効果的らしい。

このバックプレッシャーバルブは内部のボール弁をスプリングで保持しているので、縦横問わずに取り付けが可能だ。
ワンウェイバルブなので、バルブの取り付け方向には注意したい。
向きを間違えるとクランクケース内部圧力が高まって、オイルシールが抜けたりするという悲惨な目にあう。


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XT660Rは、エアクリBOX手前にオイルミストセパレーターが装着されている。
程度はどうあれ設計上はエアクリBOX直前までは、セパレーターが必要なほどオイル交じりのブローバイが吹き出ている事を想定しているという事だ。
しかしエアクリBOXを開けてみたら、ブローバイによるエアクリBOX内のオイル汚れはほぼ無いに等しい状態だった。



内圧コントロールバルブの欠点として、バルブ内部に付着したエンジンオイルが外気に触れたホースとの温度差で、ホース内部で結露が発生し水分がオイルと混じり乳化してしまう事がある。

バルブを取り付けていない純正状態でもある程度はそのような状態にあるのだが、バルブをつけるとその部品が金属なので冷えやすく、バルブ内部に乳化したオイルがグリスのように滞留してしまうのだ。
そうなるとバルブのボール弁がスムーズに動作しなくなり、最終的にはバルブが固着する危険がある。

基本的にはバルブ本体を取り外して定期的な清掃が必要だ。
このあたりが多くの車両に内圧コントロールバルブが純正搭載されない理由なのだと思う。
定期メンテが必須で怠るとかなりリスキーな部品を純正装着してあるKTMは、トレールもほとんどレーサーみたいな車両だからなのだろう。
とはいえ、オイル交換のついでにチェックすれば十分だろう。


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取り付けの参考例が無いのでわからんのだが、まずはセパレーターを外してバルブを取り付けてみた。
できればセパレーターを外さずにバルブを取り付けたほうが良いのではないかと思うが、整備性を考慮するとこれが一番楽だ。

元々ついていたのはキャッチタンクではないので、そもそもそんなに多くブローバイオイルが排出されているわけでもない。
これで暫く経過を見ようと思う。


装着後に100kmほど走行。


走り出すと、抵抗感が薄く軽快な吹け上がり。
強いエンブレがかなり弱くなった。
1速、2速のギクシャク感が無くなった。
振動も減って軽くなった感じ?乗りやすくなった気がする。

XT660Rのビッグシングルゆえの鬼振動やクラッチ多用による疲れとか、ネガティブな部分がかなり減った。
これは凄いな。もっと早く取り付ければよかったと思う。


お値段のわりにには、効果がはっきりと体感できるパーツです。
バルブの位置をもっとエンジン側にすれば、もっとマイルドになるのではないか。
色々と試してみたい。

これはいいものだ!!

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